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青森紀行no1

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青森を選んだことに特別な理由はない。
強いて言うなら行ったことがなかったから、今が冬だから、くらいなものである。

だから青森の中で行きたいと思う場所も特にないのだ。
個人的には旅はそれくらいのもので良いと思っている。
だが、いざ行くとなればなんとなく理由が欲しくなる感覚もあり、青森だったら何があるかに想いを馳せる。

僕はやはりシャーマンキングのことを想う。

シャーマンキングといえば、
打ち切りがあった際、まだ小学生だった。
当時は打ち切りという概念を知らなかったこともあり、
再開されないことに対する疑問と早く続きが読みたい欲求とで、
長らくモヤモヤしていたことを思い出す。
友達と夕暮れ時の公園で飛行機雲を眺めながら、
そのことについて話したことを今も覚えている。
それくらいには好きだったのだ。

そう言うわけでシャーマンキング所縁の地を改めて調べてみる。
オー・ルヴォワール。やはり恐山だ。
物語を思い起こしながら行くための足を調べてみる。
するとどうだろう。遠い。時間がかかる。
旅に来ていつも感じる感覚だが、日本だって当たり前に広い。
どこへ行くのだってそれなりに時間はかかるし、
そもそも車でないとなかなか行けない場所の方が多い。
同じ県内だから、などという感覚は以ての外なのだ。
いや、東京にもそう言う場所はあると思うかもしれない。
しかしながら、僕の感覚ではそこは東京ではないのだ。
東京都ではあるかもしれないが。

この旅に車は用意していない。恐山はまたいつかの旅に預けることとした。